ヒデキ感激、湯川秀樹

「未知の世界を探求する人々は、地図を持たない旅行者である。地図は探求の結果として、出来るのである。目的地がどこにあるか、まだ分からない。もちろん、目的地へ向って真直ぐな道など、出来てはいない」
中間子理論でノーベル賞を受賞した湯川秀樹は著書で語っている。
はっきり言って、稚拙な文だ。つながりが悪い。しかし、一つ一つの言葉が重く意味がある。全て、人生に通ずる深い言葉。
「未知の世界を探求する人々は地図を持たない旅行者である」
だれしも生きていく限り、未知の世界をいくしかない。そうだそうだ。生きていく地図なんかあるわけがない。
「地図は探求の結果出来るのである。」
そうだそうだ。
「目的地がどこにあるか、まだ分からない。」
湯川秀樹でさえ、目的地はまだ分からないという。いわんや…。
「もちろん、目的地へ向って真直ぐな道など、出来てはいない」
これが一番好きだ。目的地へ真っ直ぐな道なんてあるわけがない。小泉首相も言っていた。人生いろいろだ。全部全部自分の歩んだ道になるんだ。いいんだ。それしかないんだ。それがいいんだ。