ふざげでんなよ

今日の新聞にこうあった。
『病気になったのが不幸じゃない。病気に負けるのが不幸なのよ』
ふざけるな!ふざけるな!と反感を覚えた。
お前になにがわかる!他者に不幸かどうかなんかそれこそ分からないではないか。背負ってしまったハンディキャップに、それは不幸ではない、だなんて軽々には言われたくない。乗り越えた人は誰しも自分のように乗り越えられると思っている。
この『自分のように』がくせものだ。なんにせよアトピーと同じ位対処方が千差万別ということを知ってくれ。あなたが乗り越えたからといって、あなたが環境は幸不幸の決定的要因ではないと思えたからといって、みながそう思えるわけではないじゃないか。思えるかもしれないくらい、思えないかもしれないじゃないか。

わかっている。
それは弱音なんだ。
サクセスストーリーを想像もできない自分への弱音への反感だ。
幸せになれるかどうかなんて、生きてみなきゃわからない。最後の最後まで。