怠け者の私が毎日働く理由

「怠け者の私が毎日働く理由」

宇多田ヒカルが歌っているけれど、きっと私も同じような理由だ。

大切な人と過ごせない時間を埋めるためだ。

大切な人がいない世界なんて私には意味がないから。大切な人が私の世界に色をつけてくれたから。大切な人が現れるまでは私の世界には色はついてなかったから。

色がある世界を教えてくれたのに、また私の世界は色を失ってしまった。

仕事には行かなければいけない。決められた時間に出社して、働いていなければならない。そう認識出来ているうちはまだ働ける。

色のない世界を見つめてしまうと、両手でばたばたもがいてしまう。

違う世界に迷いこんでしまったのかと、ふわふわと気持ちが飛んでいってしまう。

うすく気化して漂ってしまう。

強い風がふいたらきっと私は消えてしまう。

夢ばっか見てないで地に足つけて生きろよと、言ってくれ。
曖昧にがんばれなんて言われるくらいなら