昔バイト

大学に入ってから慌ただしい日常がようやく落ち着いてきてから、僕はアルバイトを始めた。

高校の頃なんてアルバイト禁止だったから初めての経験だった。
ずっとやってみたいと思ってたコンビニの夜勤のバイトだった。友人の紹介だったので履歴書と面接で即採用だった。大学は八王子にあったのだが紹介だったので少し離れた電車で30分ほどのところが働く場所だった。
最初の一回目は店長と先輩と三人で入らせてもらって、終電で帰った。ニ回目は先輩二人と僕の三人で、以上で研修は終わりになり次回からは先輩と自分と二人きりでという案配だった。
実際仕事はほとんど覚えていないしまいったなあと思いながら次週を迎えた。先輩は一つ上の高校時代からの付き合いの人ですごく楽だった。
夜9時から朝6時まで適当にやってればいいんだ。一番めんどいのは朝の人との引き継ぎの時。レジの金を点検しなきゃいけないから。

でもバイトの仕事自体はすごく楽だったお客さんなんて全然来ないし、掃除はたまにしかしなかったし、マンガばっか読んでた、。
だからだろうか、潰れてしまった。店長の名前は今でも忘れない小椋さん。日誌の中で「いい加減に掃除をして下さい」と書いてくれた店長。潰してしまった社員店長はどこに飛ばされてしまったのだろう。