新聞より

昨日の新聞の名字の言に「人間各々の価値は、その人が熱心に追い求める対象の価値に等しい」(マルクス・アウレリウス著、自省録より)とあった。目から鱗のような言葉だった。熱心に追い求める対象か。ある人は金だ名誉だ賞賛だ、もしくは誰かの好意と言うのかもしれない。しかしこの言葉に照らし映されるとあまりにも陳腐で脆いのではないか。
自分が今現在どういう状況なのかなんて関係なく、どういう方向に向かっているかってのが大事なんだなと。ふと惨めで悲しくて仕方ないときに自分に確認したい。お前はお前が求めているものの価値に等しいのだと。だからあきらめないで、投げ出さないでと。